福山和人

福山和人

ふくふく家族

第19回父と娘

娘は生まれた瞬間おでこのどこで髪がカールしてたかも含めて、夫そっくり。
白黒の彼の赤ちゃんの時の写真で見る限り「瓜二つ」。外見は。
それで夫は娘に自分のことを投影し過ぎるキライがある。娘はそれが嫌らしい。
「顔は似てても内面は別人格やし!私のことわかってないくせに知った顔せんといて。ムカつく!」
娘さん、なかなか順調な成長を見せている。
確かに、「お父さんのいいとこ」もたくさんもらっているけど「お父さんの困ったとこ」はみんなはもらってるわけではない。
忘れそうになるけど一応私の「いいとこ」「わるいこと」ももらっているし、そのほかにも輝かしい「彼女独自のいいとこ」も持っているはず。「これは誰の血、あれは誰の筋」と単純なレッテルは貼れない。

似てるようで似てない。似てないようで似てる。そんなものだ。
「どっちの血、あっちの血と分類はできないよ」私は子どもの頃、子どもの単純な頭で短絡的に自分にレッテルを貼って苦しんだ覚えがある。けっこう大人になっても苦しんだ。
あのとき誰かが「そんなレッテルは意味がないよ、有害だよ」と言ってくれたら楽になったのになと思うから、この手の話には敏感だ。娘よ、君は確かに父に似ているけれど、君イコール父ではない。
レッテルなんかクソ食らえだ。

だけどね、確かに君たち二人ともつけた電気を消さないね。
これはまったく同じだ。
だから私はしょっちゅう叫んでいる。
「君たち電気を消さない族か!」生まれてすぐバケツや洗濯バスケットなんかに入っていた娘ももう中1。
もう身長は私と同じ。靴は私のは履けない。足は生まれたときから大きかった。
助産師さんが取り上げてくれるとき「ああ出てきましたよ!ん?まだ足があるわ」と驚かれたぐらい足が大きかった。
この足については父を恨みなさい。
でも最近は「モデルサイズ」というらしいよ。

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