福山和人

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ふくふく家族

第16回蕗の薹味噌

今夜は蕗の薹(ふきのとう)味噌を作ってみる。
食べたことはあるけど、自分で作るのは初めて。
市内を宣伝カーでまわっている夫にメールする。わくわく感の共有。
でもメールしてからちょっと後悔する。
「初めての試みなのに。ちゃんと出来上がってから言えばよかったなあ」
でもいいや。そんなに大きくは失敗しないだろう。だってお味噌とみりんなんだし、基本。
そんなに不安ならレシピをググればいいのに私はネットで検索するのが嫌い。
アナログの習性を引きずる中途半端なネットユーザーなのだ。
大好きな蕗の薹味噌も、自分の舌の記憶と野生の勘を頼りにこんなもんだろ参ったか式に作るのだ。
茹でた蕗の薹は今日の絵手紙サークルでいただいてきた。ほんの少し。でもいい香り。

思えば夫が出馬を表明したのはまだ寒い頃だった。バタバタとしているうちに今日は春の陽気。
新芽のものは苦味がある。それは成長へのエネルギーの味らしい。
新芽を食べるととても力が湧くと聞いた。
ツクシ、タンポポ、コゴミ、タコナ。水菜の花。菜の花。そして蕗の薹。
命が生まれ来る試練、ほろ苦さを身に取り込んで春の太陽に向かって大きく伸びる。

夫は毎晩くたびれて帰宅するが、楽しそうでもある。
きっと楽しいんだろうな。だから私もわくわくする。

今夜はうまく出来るか、蕗の薹味噌。
おっと、むむむ。
ちょっと茹でた過ぎたかもしれないが、味噌でごにょごにょ。
香りが蕗の薹ならそれなりに。(笑)
まあ、どんなんでも、とりあえず、「旨い!」の一言を期待しております。

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